上野千鶴子「みんなで貧しくなろう」社会学者「敵認定!!!」←は?
「悪い発言したら『敵認定』です」?
思い出したかのようにこの記事の話をします.
この記事の中で,社会学者の上野千鶴子は「平等に貧しくなろう」という主張をしました.
勿論この極論は大炎上です.そりゃ当然ですよね
「実を言うとこの国はもうだめです.
突然こんなことを言ってごめんね.でも本当です.
近いうちに排外主義の波がやってきます.それが終わりの合図です.
程なく多文化共生に耐えられなくなるので気をつけて.
それが止んだら少しだけ間を置いて,終わりが来ます.」
つって「終りが来るので犠牲の少ない軟着陸の仕方を求めるべきだ」と主張するのですから.しかしながら筆者個人はある人のツイートに「は?」と思いました.
ぼくの社会学人生の中で、初めて、上野千鶴子さんを「敵」だと認識した。 https://t.co/4jHDCIVXO6— 金明秀 KIM, Myungsoo (@han_org) 2017年2月11日
……この人も一応社会学者なんですよね.学者が学者を「敵認定」するという構図,筆者はここに界隈の闇が詰め込まれているなあと思います.社会学の嫌いなところですね.
このツイートの後でレイシズムや植民地主義批判に立脚した根拠付けを試みていますが,上野は「日本が衰退するしかないのだから犠牲を出さないように『衰退』する方向に舵を切るべき」という主張の根拠(まあこれがガバガバなんですけど)の一つに移民政策の失敗可能性を指摘しているので,主張そのものへの批判としてはお門違いだと思います.
同じ社会学者なら「敵」認定などせず,ちゃんと学術的に,根拠を持って批判してほしいです.それができない時点で学者の風上にも置けないですね.
……続く.