と。

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転職エントリー書くつもりが現職エントリーになった話

ただこのタイトルを書きたかっただけだった

……退職エントリーが読みたい人は以下サイトに飛んでください

taisyoku.company

noteがバズってしまった

最初はほんの軽い気持ちだったんです。まさかこんなことになるなんて……

「GW終わるし転職活動も給与交渉も平成のうちに済ませたし感想文書いとくか」って軽い気持ちで書いたnoteが
予想以上の反響となっておりひどく驚いています。えーっ。

note.mu

現職エントリーでは、上記ポエムにあることをまあまあドライに書いていきます。

どういうモチベーションだったの?

最初はほんの出来心だったんです……

初任給が同業の人よりアレだったので「マジで自分ってこの程度なのかな」という気持ちで市場を探索しました。

実際退職エントリーとか読んだり勉強会で聞いたりするとなんか普通に2倍もらってたりする人とか、ハンドルネームが通貨単位になっている人とかがいるので、

「そういう市場にいるんだな」という気持ちと「ならもうちょっと欲してもいいかな」という気持ちになるようになりました。

noteにも書いていますが会社のザ☆日本企業な側面が合わないなあとも思いながら、そういうのならエンジニアリングも少しできる場所に移るというのがいいのかもなあと思いました。という側面もあります。

あとデータサイエンス界隈がDockerだのGCPだのAWSだのいろいろ使って圧倒的成長を見せていて、スキル的に追いつけるのか、俺?となったのもあります。

結局どうだったの?

現職での昇給を飲みました。

転職と現職、どっちがいいの?

まだ答えは出てません。なにせこの結論が功を奏したかどうかがわかるのはこれから数年後なので。

ただ、転職活動の意義は、「自分の市場価値がどの程度であるのか」という基準が会社の外に定義できることにあると思いました。それをもって「私をこれだけの値段で買いたいと言っている人がいるんだが」と、会社と対等に交渉ができる武器を手に入れられるという点は大きいでしょう。

ここで「その値段をうちでは出せない」となれば出ていけばよいのです。「それ以上を出す」となれば次の戦いです。

転職活動をすると「弊社で何をしたいですか?」とよく聞かれます。「私は何をしたいのか」というのは人類にとって大きな問いでしょう。

なんとなく対策をしながら、なんとなく口にしながら「あれ、私はこんなことがしたいんだっけ」と何度も自問しました。

「何をしたいんだっけ」――

私はこの問いに明確に答えられる何かを持ち合わせてはいませんでした。だから残ることにしました。

ハラスメントや精神的なプレッシャーなど、自分を壊されてしまうような環境にいる人は、こんな問いに頭を使う必要はありません。今すぐ辞めて、開放されてから考えて良いのです。

ただ「キャリア志向」で転職活動を進める場合、この答えを持たないまま、「やりたいことができるかもわからない新天地」に行くのはまずいように思います。少なくとも私はそう思っています。常に考えたほうが良いと思います。

最後に

Twitterでも転職活動をしている話は折に触れてしていましたが、いろんな方に「弊社きませんか?」というお誘いをいただき、お話をさせていただきました。本当にありがとうございました。キャリアを考える上で、こうしたお誘い、お声がけがなければ、今頃こんな記事は書いていませんしnoteも炎上していません。

お話をしながら「一緒に働いてほしい」と言われたり、逆に「そのスキルじゃうちは難しいかもしれない」と言われたりしました。正直エージェントの言葉よりも信頼できるアドバイスばかりでした。

また、転職か現職かの差し迫ったときに「どうすればいいと思う?」とかいうクソみたいな相談に乗ってくださった方々、ありがとうございました。 それはDMをくださった方々だったり、Statistician-jaのメンバーだったりします。アホみたいな相談にもかかわらず親身になって話を聞いてくれた皆さんなしでは、私はこの選択をできずに後悔していたのではないかと思います。

さて、しばらく現職でドンパチやろうと思います。それに疲れたときは相談差し上げるかもしれません。仲良くしてやってください。