と。

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労働者2年目の終わり、流行病とこれから

感慨もなく、気づいたら3月末

ぼくたちは「労働者」だ。社会人とは社会を構成する人すべてを指すので。

あんなに「転職したい」と言って、辞めるとまで言ったのに、
昇給するから現職にとどまったという「現職エントリー」から、間もなく11ヶ月。

socinuit.hatenablog.com

区切りに気づいたのは退勤後で、最近毎月一緒に餃子食ってるにのぴらさんにこんなことを言われました。

きぬいとの2年目、自分語りだし面白くないと思うんですけど、書きます。

総括

基本的に「我慢しない」ということを心がけてきました。
上からのお達しでも、納得できなければそのように言い、可能な限り言葉にするように努めてきたつもりです。
また、社外でのアウトプットももう少し積極的にやっていこうと思い、いろいろやってきたつもりです。
まあその結果調子に乗ってやらかす事例が多発したのですが。口は災いのもと。反省しましょう。

5月まで

現職エントリーを読んでください。

6月から8月あたりまで

金の心配をする必要もなくなったので、
だいたい毎月TokyoRやData Gateway talkなど、勉強会に足繁く通えるようになりました。
仕事の内容もより専門性の高いものや、現職の多くの場面では触らない画像データやテキストデータにも手を出す機会が
ちょっとずつでてきます。
仕事楽しいやんけ、思っていました。

9月から12月まで

この期間はマジでやらかしが重なるつらい時期でした。
クライアントの意思決定層まで上がった分析結果にミスが発覚してマジモンの謝罪をしたり、
Data Gateway Talkでは7分枠で20分話したり、本当に精神的に厳しい時期でした*1*2

仕事つらいやんけ、思っていました。

そんな状況でも止まれないのが2年目。営業が駆け込みで行った案件の分析を担当し、
やらかしのリカバリも意識して真面目に取り組んだ結果、社内表彰とか受けちゃいました。
なんか初めて会社に認められたな、と思いましたが、あまり実感はわきませんでした……
なぜならそう、Kaggleでは負けていたのです。 僕はそんなことよりもかぐるますたーとかになりたいです。本気でそう思っていました。

このあたりでにのぴらさんから「飲みませんか?」というお誘いをいただき、
一緒にダンダダン酒場で語らう「ダンダダン定例」が始まりました。
つらい時期でもあったので、正直こういう楽しみがあったのは、運が良かったなあと思います。

1月から今日まで

そういえばこのあたりで統計数理研究所のリーディングDATを修了しましたね。

socinuit.hatenablog.com

良い刺激を受け、学びの多い講義内容で、本当に仕事にも活きていることが多いです。

新しい案件が沢山降ってきて「きぬいと君以外にはできない」というようなことを言われながら進めてきました。
その上肩書にはならないものの「複雑めなデータ分析全般のディレクションや管理」を任される場面も増えてきました。
社内でも「新しいこと、難しそうなことはきぬいとくんに投げる」みたいな方針になりつつあり、嬉しい半面、プレッシャーも大きかったりします。
*3 何を隠そう、きぬいとはよくやらかすのです*4
データの前処理でもやらかすし、納品後にやらかしに気づくし、先方にそれを指摘されてしまう始末。
こんな人間に任せられる仕事なんか普通ないんじゃないかと思います。
でも、そんな僕を見捨てることなく一緒に走ってくれる上長には頭が上がらずじまいです。
周囲の期待と「もうミスなんてしない」というプレッシャーに押しつぶされそうな矢先のこの新型コロナウイルスの流行。
進まない在宅勤務体制、そしてスペックダウンする会社のPC……
去年は自分のために会社と「交渉」していたのが、今度は少なくとも部署のために会社と「交渉」する場面が増えました。 「年一で会社と『交渉』する」みたいなことが現実的になってきましたね。
正直きぬいとは穏便に暮らしたいですよ。本当は。

2年目の終わり、そしてこれから

さて、今後の自分のキャリアをちょっとだけ考えてみます。
まだしばらく現職でしょう。この「しばらく」は半年後には変わるかもしれません。
お仕事についてはいろいろのお声がけは頂いていて、自分が一定の会社からも求められるようなスキルを、
この1年で養えて来れたかな、と反省しています。
一応、gitでの個人リポジトリのコミット数は去年よりも増えていたようです。
同年代でいつも刺激しか受けていないupuraさんがコンスタントにアウトプットを続けているので、
刺激しか受けていないのでできるところから真似した結果です。「できてこの程度」というところは反省してます。
追いつこう、というより「見習おう」という感じなので(言い訳)
ただ、最低限のことは学べてきたが、即戦力に活かせるような学びにはなっていないという気持ちも強くあります。
特に最新手法のキャッチアップは他の同世代に比べたら全く進んでいない気持ちです*5
反省しています。後悔しています。でも前に進まなければならないのが3年目を眼の前にしたきぬいとなのです。
できるところからやっていこうと思います。

最近の気付きに「自分が興味を持てるのは人のデータである」という軸が、明確になったことがあります。
これはkaggleでの反省でも書いた気もしなくもないですが、分子の構造や地震の予測などをしていても、
あんまり真剣になれなかったというのがあります。
ああ、自分の軸はここにあったんだな、というのは個人的に大きな収穫です。
なかでも最近の私はHR-Tech領域に関心を持ちつつあります。
データ分析で組織と社員の行動やモチベーションを高水準に保つ、そんな仕事ができたら良いんだろうなあと思っているところです。

……ただ、現状の経済情勢を鑑みると、私の理想通り戦える場は多くはないでしょう。
遅かれ早かれやってくる不景気が、今来たのだと思いながら、耐え忍んでいこうと思います。

kaggleは?

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*1:この時期は本当にいろいろダメが重なっていましたね。つらい。

*2:未だに夢に見ますし、やらかし案件に関連する業務は未だに手が震えます。トラウマ。

*3:そういえばこの話も関連します。

socinuit.hatenablog.com

*4:しってる。

*5:なんでも1993年±1年の世代は「最悪の世代」(ワンピースのアレ)とか言われているようですね。 私は別にそこに含まれる実力持ってません。覇気とか使えないし。